痴漢対策
「いつも規則正しい生活を心がけている」そんな人にも意外な危険が迫っています。
いつもお決まりの行動パターンに注意!
痴漢対策は、痴漢が現われそうな場所を知り、近づかないことから始めましょう。
痴漢は電車内だけでなく、路上でも発生します
痴漢と聞くと、まず電車内での被害を思い浮かべる人が多いでしょう。事実、混雑する車内は注意が必要です。通勤ラッシュがピークになる午前7~8時台に被害が集中しています。
電車の中でも特に注意が必要な場所として次の3つが挙げられます。
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大きな駅の改札口に近い車両
→痴漢にとって逃げ道が作りやすい -
車両の端(連結部に近いところ)
→奥まった場所で、被害者にとって逃げ場がなく、ほかの乗客の目が届きにくい - ドア付近
→一番混雑する場所なので、接触が容易
→特に、急行・快速など停車しない区間が長い場合や、停車しても開かないドア付近は要注意
(2024年警察庁データ)
しかし、女性が痴漢被害に遭うのは、電車内に限ったことではありません。実は警視庁のデータによると道路上・公園での被害が最も多く、被害総数の¼以上を占めているのです。
路上ではこんな状況が痴漢に狙われやすいといえます。
- 人通りが少ないところ
- 街灯がまばらで薄暗いところ
- イヤホンで音楽を聴いたり、携帯電話で通話やメールをしながら歩いている時
人目につきにくい場所や暗い道は、危険と言えるでしょう。このような場所はできるだけ一人で歩かないように心がけるのが一番です。また、ほかの事に集中していて周囲への注意力が散漫になっている状況も狙われやすくなってしまいます。
痴漢を知り、十分に注意する
まずは、痴漢を寄せつけないことが大切です。
簡単にできる6つの対策を紹介します。
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露出度が高い洋服を避ける
→薄手の洋服や体のラインが見えるデザインの洋服を着る時は、電車内や路上を歩く時だけでも、カーディガンなどを羽織るようにしましょう。 -
行動パターンを変えてみる
→いつもお決まりの行動パターンだと、自分の気付かぬうちにターゲットにされやすくなります。
時差通勤をしてみる・通勤経路を変えてみると良いでしょう。
普段からいざというときに駆け込める場所(交番・コンビニなど)も確認しておきましょう。 -
電車では女性専用車両があれば利用する
→少しでも痴漢被害に遭う確率を低くすることが大切です。 -
防犯ブザーを持つ
→「何かあったら鳴らすわよ」と、防犯意識の高さを周囲にアピールできます。バッグにぶらさげておくだけでも効果的です。 -
スキのない女性を演出
→痴漢は毅然とした態度での応酬を恐れます。
新聞や本を小道具に毅然とした態度を見せつけるのも有効でしょう。 - 危ない、と思ったら携帯電話やスマートフォンの着信音を鳴らす
→いきなり着信音が鳴ると、周りの目を引くことができます。特に電車内で効果的。
痴漢は、相手がおとなしい女性で応酬されないと分かると行為がエスカレートする傾向があります。
いざというときのために、自分自身でできる対策から始めましょう!