パソコン(タブレット)のセキュリティ対策
「1家に1台のパソコンは当たり前」の時代。持ち運びできるタブレットを持っている方も多いですよね。情報収集だけでなく、ショッピングを楽しんだり、インターネットバンキングなどを行ったり、インターネットは便利なツールである一方、知らない間に犯罪に巻き込まれてしまう危険性があります。
被害者である自分が加害者に!?
インターネットを利用した犯罪は悪質化していて、殺人事件にまでつながる事件も発生しています。
また時として、自分のパソコンやタブレットに登録していた友人の情報まで流出してしまい、被害者である自分が知らぬ間に加害者になってしまうこともあるのです。
知らないうちに盗まれる個人情報
(2024年警察庁データ)
自分のパソコンの中にある情報を自動的に盗み出すソフト、スパイウェアというものがあります。知らないうちにインストールされ、次のような情報が盗まれてしまう危険性があります。
- 個人情報(電子メールアドレス、氏名、住所、電話番号など)
- ウェブ上で使用する秘密情報(クレジットカード番号、ID、パスワードなど)
- パソコンやインターネットの利用履歴(何をインストールしているか、サイト閲覧履歴など)
誘導による個人情報の流出
普段利用している金融機関などを装い、電子メールなどを利用して偽サイトに誘導し、住所や氏名、口座番号、クレジットカード番号などの個人情報を詐取するフィッシング詐欺というものがあります。
盗まれた情報をもとに、偽造キャッシュカードが作られ悪用されたり、自分のインターネットバンキングが悪用されたりなど、被害が拡大してしまう恐れもあります。
使い慣れたウェブサイトでも、警戒心を持って利用する
見えない犯罪者は、犯罪手法を日々進化させています。「いつも使っているウェブサイトだから」「知っている名前の会社のウェブサイトだから」という油断は禁物です。大きな被害に遭う前に対策をとることが肝要です。
個人情報を入力する際の注意
サイト自体が信頼できるものであることがまずは大事です。次に、個人情報を入力する際には、SSL方式で暗号化されていることを確認しましょう。
URLの始まりが「https://」になっていて、ページ下に南京錠のマークが表示されているウェブサイトであれば、送信する情報が暗号化されます。
サイバー犯罪から自分とパソコンを守る
次に挙げる心がけは、もはや常識ともいえますが、特に自分以外の人がパソコンを使う可能性がある場合も、注意するようにしましょう。
- ウィルス対策ソフトを導入し、定期的に更新する
- 使っているOSのアップデートを行う
- 見知らぬソフトをダウンロードしたり、見覚えのない電子メールを開封したりしない
- 個人情報を入力する場合、必須項目だけを入力し、余計な情報の入力を極力避ける