押し込み強盗対策
「自宅は安全」と思っていませんか。確かに自分のお部屋はリラックスできる場所。しかし、在宅中の突然の来訪者や、ご自身が帰宅する際に危険が潜んでいることもあるため、慎重に対応することが大切です。
さまざまな手口で押し入る「押し込み強盗」
住宅侵入窃盗の認知件数の推移(2023年)
(2024年 警察庁データ)
点検業者や宅配業者を装ったり、「隣に引っ越してきました」などと住人を装うなど、さまざまな手口で玄関ドアを開けさせて押し入り、金品を奪う「押し込み強盗」。警察庁によると、ここ数年住宅侵入強盗の認知見数は減少傾向にあるものの、決して安心はできません。金品を奪われる可能性のほか、女性であれば性犯罪など身体的な被害に遭ってしまう可能性もあるので、十分な注意が必要です。
また、帰宅の際、あとをつけられていて、自宅の玄関を開けた瞬間に背後から押し入るといった手口も。自宅に着いたからと言って、油断は禁物です。
常に警戒心を持った対応を
在宅時の押し入り対策
来訪者があったときは、インターホンで確認することを忘れずに。インターホンごしに対応するか、ドアを開ける場合でも、ドアチェーンをつけた状態で対応するようにしましょう。
- 訪問者はモニター付きインターホンやドアスコープで確認し、必要でない場合はインターホンごしに対応する
- ドアを開ける場合でもチェーンをつけた状態で対応する
- 宅配便の場合はチェーンをつけた状態で伝票の受け渡しをし、荷物は入口付近に置いてもらう。宅配ボックスがある場合は活用する
- 設備点検などの場合は事前に管理会社などから連絡があった場合のみ対応する。一人で対応するのが不安な場合は、家族や管理会社などに立ち会ってもらう
帰宅時の押し入り対策
家の前に着いたからといって、安心はできません。部屋に入ってカギをかけるまで、警戒心を持ち続けることが大切です。
- あとをつけられていないか、周囲に気を配る
- 見知らぬ人と一緒にエレベーターに乗らない
- 玄関の前に着いたら、再度不審者はいないか、周囲に変化はないか確認してからカギを取り出す
- 部屋の中に誰もいなくても「ただいま」と言って中に入る
- 帰宅後はすぐに玄関ドアのカギをかける
金品だけでなく、身体にも危害が及んでしまう可能性もある「押し込み強盗」。しっかり対策をして、狙われる"スキ"を作らないようにしましょう。