第74回 あなたはどのタイプ？“年末年始の過ごし方別“安心ポイント！

東京都内の空き巣の月別認知件数

（2010年、警視庁調べ）

　留守中の空き巣に注意しましょう。
　泥棒には休みがありません。むしろ、旅行や帰省で家を数日間空ける人が多い年末年始は、泥棒に狙われやすい時期とも言われているんですよ。たとえば、単身者が多いタイプのマンションなどは、年越しを家族と過ごすために帰省する人が多いと思われ、ターゲットにされることもあります。昨年の東京都内での空き巣の月別発生件数をみても、12月と1月に空き巣が増加していることがわかります。

• 留守の期間に郵便物が溜まらないよう、郵便局に不在届を出し、新聞の配達を止める。
• 補助錠や防犯フィルムを設置するなど、この機会に自宅の防犯対策を強化する。
• 部屋の中が見られないようにレースのカーテンだけを閉め、タイマーで留守中も照明を点けるなど、留守だと悟られないようにする。

　夜道の防犯対策を強化しましょう。
　忘年会や新年会でお酒を飲む機会も多いはず。自宅に帰るまで気を抜かないようにしましょう。特に、ひったくりやチカンなど、夜道で女性が狙われやすい犯罪に注意してください。また、年末は電車内もホームも混雑し、トラブルが増える傾向にあります。帰宅が遅くならないように注意しましょう。

• 明るくて人通りが多いなど、安全なルートで帰る。タクシーを利用するのもオススメ。
• 防犯ブザーや屋外用携帯緊急通報システム「ココセコム」を携帯するなどの対策を。
• 歩きながら携帯電話を操作したり、音楽を聴いたりせず、"きりっ"とした姿勢で歩く。

　大掃除とともに防犯対策を見直しましょう。
　年末年始は、ボーナスのあとだったり、初売りやお年玉の準備をしたりで、自宅に現金を用意する人が多い時期でもあります。空き巣には十分注意しましょう。また、家族が集まるこの機会に、振り込め詐欺対策について話し合うのもいいですね。

• 現金など貴重品の保管方法が安全か見直す。
• 年末年始はご近所の人も留守にすることが多いので、いつも以上に空き巣対策を行う。
• 家族が集まって団らんしているときは、不在となるほかの部屋の防犯も忘れずに。
• 振り込め詐欺の被害に家族が遭わないよう、この機会に防止対策を話し合う。