2009年3月11日
セコム株式会社
株式会社ポプラ社
株式会社サンリオ
セコム監修による「ハローキティ」の初の幼児向けの安全絵本
『おやこで みにつく あんぜんえほん』が発刊
セコム、ポプラ社、サンリオの3社のコラボレーションで実現
 セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:原口兼正)は、株式会社ポプラ社(本社:東京都新宿区、社長:坂井宏先)が発刊する、株式会社サンリオ(本社:東京品川区、社長:辻信太郎)の「ハローキティ」を使った幼児向け安全絵本『おやこで みにつく あんぜんえほん(1) キティちゃんのこうつうあんぜん』および『おやこで みにつく あんぜんえほん(2) キティちゃんのみぢかなきけん おでかけ編』の監修を行い、3月13日(金)から全国の書店で販売開始されることになりました。

 近年、小さな子どもが犯罪被害に遭う事件が相次いでいます。2008年上半期の警察統計によると、誘拐被害は、未就学児童に比べて小学生が誘拐されるケースが多く、小学生になり、一人で外出する機会が多くなるとともに、行動範囲が広がることが原因のひとつであると推測できます。また、最近では犯罪だけでなく、交通事故による死亡や負傷者数についても、小学校低学年から急激に増加しています。
 こうした中、子どもの周りに潜む犯罪被害や交通事故などの危険について、小学校入学前に正しい認識をもってもらいたいと願い、幼い子どもから大人まで、幅広い層に人気のあるキャラクター「ハローキティ」を使った、ストーリー展開型の幼児向け安全絵本を、(株)ポプラ社、セコム(株)、(株)サンリオの3社で制作しました。なお、この『おやこで みにつく あんぜんえほん』シリーズは計4冊の発刊予定で、今回の2冊同時発売に続き、順次発刊される計画です。
 
 この安全絵本の制作にあたっては、セコム株式会社「子を持つ親の安全委員会」が監修を担当しました。セコムは企業や家庭向けのオンラインセキュリティシステムを中心に事業を展開していますが、2001年4月からは、わが国初のGPSと携帯電話基地局を使った位置情報提供サービス「ココセコム」の販売を開始。現在約35万件のご契約先があり、多くのお子さんにもご利用いただいています。こうしたサービスなどを通じてセキュリティのノウハウを積み上げたセコムの社員で、かつ小さな子どもを持つ親でもある、6名の社員で構成する委員会で、今回の安全絵本の監修にあたりました。
 
 このたび発売する安全絵本は、幼いお子さんが自分で考える力を身につけられるように、クイズのページを設けたり、親子で話し合いながら、家庭のルール作りを実践できるような確認ページを設けるなどの工夫を施しています。この安全絵本の普及を通じて、お子さんとその保護者の方が危険を察知し、回避できる知識を身につけていただくことで、子どもたちが日々安心して過ごせる環境作りのお役に立てばと考えております。
 
(1)「おやこで みにつく あんぜんえほん」シリーズの特徴

(1) 親子で学べる「ハローキティ」初の安全絵本
 本書は、(株)サンリオのキャラクター「ハローキティ」を主人公にした初の幼児向けの生活全般の安全絵本です。第1巻の「交通安全編」では、キティちゃんの一日を追いながら、横断歩道の渡り方や自転車の乗り方、交通標識について紹介しています。そして第2巻の「身近な危険・おでかけ編」では、キティちゃんが公園に遊びに行き、知らない人に声をかけられる、あるいは遊びに行き迷子になるなど、外出時の防犯対策を紹介する構成となっています。読んで基礎知識を身につけるだけでなく、親子で読みながら、その家庭にあった“ルールづくり”をすぐに実践することができるようになっています。
 
(2) セコム株式会社「子を持つ親の安全委員会」が監修
 本書は、安全のプロであるセコムの社員で、小さな子を持つ親でもある、本社・セコムIS研究所・セコムショップの、合計6名の社員で構成する、セコム株式会社「子を持つ親の安全委員会」が監修を行いました。
 幼い子どもとその保護者に身近な危険について必要性を伝えるだけでなく、すぐにでも実践してもらえるように、安全のプロとして、そして一保護者としての視点の双方からエッセンスを抽出した一冊となっています。

(3) クイズページで、自分で考え実践できる力を身につける
お子さん自身が日常生活に潜む危険を察知し、対処策を考えられるように「こんなときどうする?」や「もんだい」といったクイズを設けています。道を歩くときに気をつけることや、自転車に乗るときに気をつけること、知らない人とはどういう人か、などをクイズ方式で問いかけることで、自分で考える力を身につけることができます。

(4) 保護者のための解説を掲載
 より深い知識を伝えるために、「パパ ママ よんでね!」というコーナーを設け、テーマごとに対策の必要性や、どのようなことをお子さんに伝えるかを具体的に紹介。また、家庭におけるルールづくりの大切さを伝えています。

■ セコム株式会社「子を持つ親の安全委員会」について

セコム株式会社「子を持つ親の安全委員会」は、セキュリティのプロである社員で、幼稚園児から小学校低学年児の子を持つ親の研究会です。セコム本社、セキュリティなどの研究を行うセコムIS研究所、家庭向けセキュリティシステム・商品の営業拠点であるセコムショップの社員、計6名で構成されています。
セキュリティのプロと、親の双方の視点から、子どもの安全を考え、犯罪から子どもを守るための必要な考え方・ノウハウを体系化し、子どもの安全について広く啓発することを目的とした委員会。

<書籍データ>
第1巻 『おやこで みにつく あんぜんえほん(1) キティちゃんのこうつうあんぜん』
ISBN:978-4-591-10866-6
第2巻 『おやこで みにつく あんぜんえほん(2) キティちゃんのみぢかなきけん おでかけ編』
ISBN:978-4-591-10867-3
出版
監修
定価
体裁
株式会社ポプラ社
セコム株式会社「子を持つ親の安全委員会」
各998円(税込)
20cm×20cm 32ページ
(報道関係のお問い合わせ先)
株式会社ポプラ社 宣伝広報部TEL:03-3351-1380
株式会社サンリオ メディアコミュニケーション部 広報課東松(とうまつ)TEL:03-3779-8110
セコム株式会社 コーポレート広報部齋藤TEL:03-5775-8210

表紙
『おやこで みにつく あんぜんえほん』第1巻(左)・第2巻(右)
(C)1976,2009 SANRIOCO.,LTD.APPROVAL No.E-490310-2