報道資料 | 2012年4月18日
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セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:前田修司)のグループ会社でメディカル事業の中核を担う、セコム医療システム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:布施達朗)は、中国・上海市浦東新区に上海陸家嘴(シャンハイルージィァズイ)金融貿易区開発股份有限公司(以下、陸家嘴(ルージィァズイ))と合弁会社を設立し、シニアレジデンス(高級有料老人ホーム)「金色阳光(ジンスゥヤングアン)」を新たに建設。運営を共同で行うことで基本合意し、意向書を取り交わしました。
セコムグループは、社会にとって「安全・安心」で便利、快適な暮らしを提供する「社会システム産業」の構築を目指し、セキュリティ、防災、メディカル、保険、地理情報、情報系、不動産など様々な事業領域でサービス展開しています。その中で、医療・介護領域を担うセコム医療システム(株)は、訪問看護・介護、医療機関の運営支援、シニアレジデンスの運営など、幅広く事業を展開しています。
セコム医療システム(株)は、シニアレジデンスや介護付有料老人ホームの運営で培った経営・サービスノウハウを国内にとどめず、今後海外にも展開していくことを計画しています。その最初の取り組みとして、高齢化が急速に進む中国の中でもとりわけ高齢化率が高い上海で、現地有力企業である陸家嘴と合弁で最高級のシニアレジデンスを建設・運営することとなりました。
セコム医療システム(株)は、1996年にシニアレジデンス「サクラビア成城」(東京都世田谷区)の開設を皮切りに「ロイヤルライフ多摩」(東京都町田市)を運営。また、セコム医療システム(株)のグループ会社であるセコムフォート(株)とセコムフォートウエスト(株)ではシニアレジデンス「コンフォートガーデンあざみ野」(神奈川県横浜市)、「コンフォートヒルズ六甲」(兵庫県神戸市)を運営しています。そして、(株)アライブメディケアでは東京、神奈川で合計8施設の介護付有料老人ホーム「アライブ」シリーズを運営し、いずれも日本のトップブランドクラスの高い評価を得ています。
一方、陸家嘴(ルージィァズイ)は、「中国人民共和国公司法」に従い、1990年8月30日に中国・上海市にて設立し、1994年に上海証券取引所市場に上場した不動者開発企業です。主に、浦東新区陸家嘴金融貿易区約1.51平米キロの土地の開発・総合運営を担当しています。陸家嘴は不動産一級開発資格を持っています。近年、一級土地開発企業から商業不動産投資開発企業への転換を成功した不動産開発企業として、陸家嘴の総合実力・経営規模・財富の創造能力・投資価値及び競争力は国内上位に占めています。現在同地区に完成すれば中国一高いビルになる127階建て632mの超高層ビル「上海タワー」の建設を手がけています。
1) | セコムのシニアレジデンスのサービスノウハウを基に医療、介護、食事など高品質なサービスを、中国・上海の地域特性を加味した上で提供します。 |
2) | セキュリティのパイオニアであるセコムならではの高齢者の操作性に配慮した使いやすいセキュリティシステムを導入します。 |
現在、セコム医療システム(株)と陸家嘴との間で合弁会社(本社:上海市)設立に向けた具体的な協議を進めていますが、基本的な枠組みとしては土地・建物は陸家嘴が保有し、セコム医療システム(株)が合弁会社を通じて居室の販売と施設の運営全般を担当します。合弁会社の資本金については数億円〜10数億円程度を想定しており、セコム医療システム(株)が70%以上を出資することで合意しています。
金色陽光プロジェクトは、上海市浦東新区中心部にあり、延床面積が約2万m2となり、竣工後居室数120室、その中介護居室は8室となり、2015年運営開始する予定です。
なお、セコム医療システム(株)は、合弁会社設立に先立ち、すでに包括的なコンサルティング契約を陸家嘴と締結し、設計はもとよりサービス内容、人事管理、マーケティングなどの分野でコンサルティングを実施しています。
セコム医療システム(株)は、本シニアレジデンスの事業開始を皮切りに、陸家嘴と協業して、中国・上海市おいて医療サービス事業や健康・予防サービス事業の展開も視野に入れて取り組んで参ります。
設立 | 1990年 (1994年上海証券取引所市場に上場) | |||||||||||||||
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資本金 | 18.6億元 | |||||||||||||||
株主構成 | 上海陸家嘴(集団)有限公司(上海市浦東新区政府が100%出資)57%等 | |||||||||||||||
損益状況 | (単位)百万元 (1元=12.77円 ※2012年4月17日現在)
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