報道資料 2014年9月3日
セコム株式会社

日本初、AEDを使用するスキルの管理と講習を組み合わせた
「セコムAEDスキルアップサービス」の提供を開始
“AEDがいつでも、誰でも使える社会”の実現をめざす

セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:伊藤 博)は9月9日(火)の救急の日から、自動体外式除細動器「AED」(Automated External Defibrillator、以下「AED」)のご利用者へのウェブ講習の無償提供を開始し、あわせて有償での定期訪問講習と講習受講管理により、AEDを使えるスキル向上と維持・管理を行う日本初となるサービス「セコムAEDスキルアップサービス」の提供を開始します。

2004年7月に日本で一般の市民がAEDを使えるようになってから10年目を迎えました。この10年間で駅や空港、公園などの公共施設をはじめ、学校や大型ショッピングモール、劇場、スタジアムなど、多くの人が集まる場所への設置は急速に進み、日本は世界で最もAEDの普及が進んだ国となりました。

セコムでは、一般の市民がAEDを使えるようになった直後の2004年9月に、AEDをレンタルで提供する、日本初の「セコムAEDパッケージサービス」の提供を開始し、医療機関以外へも普及を進めてきました。その結果、セコムのAEDご契約台数は約9.1万台(2014年6月末時点)を超え、国内トップクラスのシェアを獲得し、また、セコムのAEDによる救命人数は1,100名を数えるまでになりました。さらに2010年からはAEDの状態をオンラインで管理する「セコムAEDオンライン管理サービス」の提供を開始するなど、いつでも使える状態を保つAEDの維持管理の重要性も提案してきました。

しかし、近年ではAEDが設置されていたにも関わらず、使用方法がわからなかったためにAEDを適切に活用できなかった事例が報道されるなど、AEDを“備える”だけではなく“有効に使える人を増やす”ことが課題となっています。

そこでセコムは、これまでに提供してきた「セコムAEDパッケージサービス」「セコムAEDオンライン管理サービス」による「いつでも使えるAED」の備えに加えて、無償提供するウェブ講習を含めた今回の新サービスにより、使用方法の習得を促進して「いつでも使える人」を増やし、“AEDがいつでも誰でも使える社会”の実現をめざしていきます。これからもセコムは「安全・安心」な社会の実現をめざし、暮らしの中で役に立つサービスの提供に努めていきます。

■「セコムAEDスキルアップサービス」の概要

AED使用者のスキル向上、維持、管理する仕組みをレンタル方式で、従来のAED契約に付加してご提供します。(ウェブ講習と講習受講者管理の一部機能は無償提供)

図:「セコムAEDスキルアップサービス」の概要

■「セコムAEDスキルアップサービス」の特長

(1) ウェブ講習を無償提供し、AEDの正しい使用法習得を促進する
インターネット経由でAEDに関する正しい知識とCPR(心肺蘇生法)を身に着けていただくためのウェブ講習を、ご契約者向けに無償提供します。AED使用方法の習得とともに、AEDの有効性に関する知識を深めていただき、AEDを使える方を増やしていきます。
(2) 訪問講習会で実践的な訓練をし、使用スキルのさらなる習得と維持を図る
技能認定証(普及救命講習・上級救命講習など)を保有するセコムの業務担当者が制服でご契約先へ訪問し、講習会を実施します。訓練用AED(トレーナー)を使い、AED操作などの利用シーンに合わせたプログラムで参加者全員が一連の流れを実践します。また、一般的な講習会では訓練用の電極パッドが使用されているケースがほとんどですが、本講習では本物の電極パッドの粘着力との違いを体験していただく機会も用意します。終了後に受講者全員へ受講証を発行します。
(3) 講習の受講者を管理する機能により、身に着けたスキルを持続的に維持する
使用者の所属・名称などをご契約先の管理者が登録して、訪問講習会およびウェブ講習の受講状況を管理する機能です。ご契約先が有効に活用できる管理機能で、身につけた知識を持続的に維持していくことができます。

■問い合わせ先

本報道に関するお問い合せは、下記までお願いいたします。
セコム株式会社 コーポレート広報部 安田・小谷 TEL:03-5775-8210



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