報道資料 | 2016年8月31日 セコム株式会社 |
セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:中山泰男)は、高精度な3次元立体地図によるセキュリティプランニングシステム「セコム3Dセキュリティプランニング」を開発し、9月から本格的に販売を開始します。これに先立ち、三重県警察本部が、2016年5月26日~27日に開催された伊勢志摩サミットにおいて、警備計画立案に同システムを活用し、その有効性が実証されました。
このシステムは、基盤技術の研究を行うセコムIS研究所が取り組むBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)技術と、セコムグループの航空測量最大手の(株)パスコの空間情報技術を活用し、融合して開発したものです。
日本では今後、2020年に向け、外国の要人などが参加する国際会議や、多くの選手や観客、外国の要人が集まる大規模なスポーツ競技大会、VIPや多くの参加者で混雑する大規模イベントが多く開催される予定です。そしてそれぞれの大会でテロ対策を含むリスクに備え、入念な警備計画が立案され、厳重な警備が実施されることになります。
しかし、これまではそうした会場や競技場、イベントエリアにおいて警備員や監視カメラなどの適正な配置を決める警備計画の立案には、警備のプロが現地に何度も足を運び、目視確認するなど時間と労力がかかっていました。また、対象地域にこれから新しく建設する建物がある場合は、適正な警備計画の事前評価は困難な状況でした。
こうした警備計画の立案に「セコム3Dセキュリティプランニング」を活用すると、
「セコム3Dセキュリティプランニング」は、実際の警備エリアに足を運ぶ前の警備計画の立案が大幅に効率化できるとともに、多面的・立体的なリスク分析により漏れのない高度なセキュリティプランニングが可能となります。
今後、広い空間や敷地を持つ競技施設や公共施設、比較的規模の大きい建物や商業施設などで、セキュリティシステム、常駐警備、監視カメラ、ドローン、飛行船、ドローン検知システムなどを利用したセキュリティプランニングへの活用とともに、高次元のセキュリティニーズがある国・地方自治体など関係機関に提供し、本格的な運用を目指して参ります。
3次元地図上では同心円状に距離を表示することも可能
「セコム3Dセキュリティプランニング」の登録画面(視点や立体化する方向を表示)
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