ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 道路から6m以上離れた箇所からの侵入に注意
以前、セコムのCMで「ホームセキュリティ・城壁の住まい篇」というのがありました。一軒家の周りに高い城壁を作って、守りを固めるという映像の後に、「城壁の要らない大きな安心」という内容でした。このように城壁を本当に設けたら大変なことになると思いますが、みなさんのお住まいの守りを固めるには良い対策かもしれません。しかし、現実にはちょっと無理ですので、住宅建物の部材を頑丈なものにするのが一つの方策です。侵入口となりうる玄関、窓、勝手口などの開口部の守りをしっかりとしましょう。防犯仕様の建物部材も多数あります。
旭化成ホームズと明治大学の山本俊哉准教授の「戸建て住宅の侵入被害開口部に関する実態調査」によると、戸建ての場合の侵入口は、道路の反対側からが半分を占め、建物の側面の場合でも道路から遠い箇所の方に被害が多かったということです。トータルでは、道路から6m以上離れた窓やドアからの侵入が8割を超えるということです。つまり、表通りに面した通行人などの目に付きやすい箇所は敬遠する傾向にあるのです。
つまり、泥棒の狙い目である道路の反対側の窓やドアを中心に対策を立てることが効果的と言えます。だからといって、人目に付きやすい表通り側に近い箇所であったとしても、カギをかけ忘れてしまうとそこから容易に入られてしまいます。出かけるときには戸締り確認をお忘れなく。また、隣の家との距離が近い場合などには、側面も人目に付きにくい箇所になり得ますのでチェックしておきたいところです。
セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
濱田 宏彰
道路から6m以上の窓やドアが
狙われやすい
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