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コンビニ強盗、対前年比で1割増加

 "一番身近なお店"といって思いつくところはどこでしょうか。デパートという方もいるでしょう。近所の八百屋という方もいるでしょう。しかし、最近では近くのコンビニという方が多いのではないでしょうか。そのコンビニが被害に遭う事件が近頃増加しています。

 右上の図のように、年々減少を続けていましたが、昨年2008年は増加に転じました。増加の要因はいくつかあると思われますが、その中の一つとして景気悪化が考えられます。昨年末からの景気低迷により雇用情勢が悪化し、仕事をしたくてもできない人が急増しました。こうなると、何とかしてお金を得ようとして、一番身近なところで強盗を働くというパターンが増加したのではないかと想像されます。

 コンビニは深夜帯になると、店員は一人というところも多く、強盗にしてみたらやりやすいと考えるのかもしれません。警察の別の統計によると、夜10時から朝7時までの間に、コンビニやスーパーで最も強盗が増えたのは、未明の3時から4時の間だったようで、まさに、草木も眠る丑三つ時が犯人の活躍の時間だったようです。

 新聞・テレビなどの報道によると、犯行理由として「突然解雇された」とか「仕事がなかった」などの、景気悪化を理由にあげる犯人が少なくありません。以前のコラムでも書きましたが、社会情勢が悪化すると治安が悪くなりがちです。先日の日銀の支店長会議でも、初めて「大幅に悪化」という景気判断を発表しました。これまでの発表の中でも一番悪い判断結果だそうです。いつ景気が上向いてくるかはわかりませんが、これを鑑みると、今後の犯罪動向が非常に気になってきます。

 コンビニには店内で何かあった場合のために、何らかの防犯装置が設置されています。警察の統計によると(右下の図)、防犯カメラはほぼすべての店に設置されているようですが、万が一の事態であることを外部に通報する仕組みである、非常通報装置や屋外赤色灯は、まだまだ少ないようです。セコムでは、非常時や事前に警戒が必要な時には店内の様子をカメラによって監視し、万が一の場合には音声などで威嚇・牽制し、あわせて緊急対処員が現場急行するサービスをご提供しております。しかしながら、こうしたシステムが作動することのないような社会情勢になって欲しいものです。

セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
濱田 宏彰

グラフ:コンビニ強盗の件数の推移(警察庁調べ)

コンビニ強盗の件数の推移
(警察庁調べ)





グラフ:防犯設備の設置状況(警察庁調べ)

防犯設備の設置状況
(警察庁調べ)

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