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1981年 日本初のホームセキュリティシステムを開発・発売
家庭用安全システム「セコム・ホームセキュリティ」(発売当時は「マイアラーム」)は、1981年1月、日本で初めて開発され、発売をしました。現在、約85万3000件(2012年9月末現在)で利用され、家庭の安全を守る代名詞と言えるシステムとして広く知られています。しかし、ホームセキュリティシステムの開発は、社内でも今も語り草になっているほど、困難を極めました。
実は、ホームセキュリティシステムの開発は、非常に早くから構想されていました。1972年に、創業者の飯田亮は社内のある式典で次のような話をしています。「安全を特別なものと考えるのは間違いで、すべての人間が持つ楽しみです。その基本的な楽しみを社会は求めています。社会に不安がなくなることはなく、常に安全は求められています。一番悪い状態は安全を買いたくても、買えない社会です。企業向けのオンライン安全システムは、残念ながら一般の家庭では買いにくい商品ですが、これを一般家庭でも買えるようにしなければなりません。誰でも買える安全を提供するのが我々の願いです」と、発売の10年近く前にホームセキュリティの構想を明らかにしています。
開発にあたって、家庭は企業と違って昼夜を問わず人がいることが多く、家屋や家財だけでなく、人も守らなければならない。侵入や火災のほか、ガス漏れ、押し売りなどの非常事態にも対応できなければならない。また、お年寄りや子どもでも操作できなければならないなど、クリアしなければならない条件が多く、しかも誰にでも使っていただける料金設定にしなければならなかったからです。
また、普及も困難を極めました。開発当時は「水と安全はタダ」と言われ、「家庭にセキュリティはいらない」と考えられていたからです。このため、ホームセキュリティが本格的に普及を始めるまで10年以上かかりました。
それから31年。社会が変わり、犯罪の様態も変わり、家庭を取り巻く環境も人々の意識も変わりました。物理的な「防犯」「防火」に加えて、「安心感」や「快適さ」、「便利さ」が求められるようになってきました。そうした変化やニーズに対して、「セコム・ホームセキュリティ」は進化し続けています。
(参考)
・"全体像"で理解する読み解くセコム50年の歩みはこちら
セコム株式会社
コーポレート広報部
「セコム・ホームセキュリティ」の原型
「マイアラーム」
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