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コミュニケーションとセキュリティサービス

セコムの社名の由来
 セコムのテレビCMというと、「セコムしてますか?」を思い出す方も多いかと思います。長嶋茂雄さんのこのセリフで有名になったセコムの社名ですが、その由来をどのくらいの方がご存じでしょうか?「SECOM」は、元々はセコムが旧社名の「日本警備保障」だった頃から使っていた、セキュリティ(Security)とコミュニケーション(Communication)を組み合わせからできたブランド名でした。
 セコムの社名の元となった言葉の一方、「セキュリティ」の意味については、過去、本コラムで、何回も触れていますが、今回は、もう一方の「コミュニケーション」について考えてみたいと思います。

情報化社会の原点
 現在、私たちの周りには、デジタル情報があふれています。今のテレビは、放送電波にのせて送られてくるデジタル情報を、人が理解できる画像と音声の形に変換して提示する機械です。また、皆さんが今読んでいるこのコラムの文章も、デジタル情報の形でインターネットを介して皆さんのお手元に届けられています。携帯電話の音声や、音楽プレーヤーの音楽も然り、今やデジタル情報を使わないことの方が少なくなっています。
 デジタル情報の歴史をさかのぼると、ある一つの論文にたどり着きます。終戦直後の1948年にシャノンというアメリカ人研究者によって発表された「コミュニケーションの数学的理論(A Mathematical Theory of Communication)」という論文がそれです。
 実は、この論文こそが、現代社会の情報化の原点であり、そこに書かれた内容は、「これまで人類が手にした最も偉大な叡智の一つ」と言えます。過去、本コラムで紹介した「情報の本質は、ものごとのあいまいさを減らすところにある」、「情報がもたらされたことによるあいまいさの減少分を、情報の大きさ、すなわち情報量とする」なども、もともとは、この論文によって示された情報に関する基本的考え方です。

「コミュニケーション」とは?
 実は、この論文の冒頭で、「コミュニケーション」とは「ある地点のメッセージを、別の地点で(できるだけ)正確に再現すること」と、明確に定義されています。コミュニケーションの本質とは「誰かの頭の中にあるメッセージを、別の誰かの頭の中で、できるだけ正確に再現すること」なのです。
「結構です」は、「Yes」とも「No」とも受け取られてしまう「あいまい性」を持つことから、ビジネスでは避けた方が良い言葉であると言われています。コミュニケーションの本質を考えるならば、「承諾の意思」を表そうとして発した言葉が、「断る意志」を表す言葉と受け取られてはならないということです。YesをNoと理解されては、コミュニケーションは成り立ちません。

コミュニケーションミスを起こさないために
 牛丼チェーン店などでは、「2つ」の注文を「ふたちょう」と言って厨房に伝えます。「にちょう」では、聞き間違いによるコミュニケーションのミスが起こりやすいからです。
 最近、外食産業においても、注文を聞く店員さんが、受注用の情報端末を持つことが珍しくなくなりました。これによって、店員さんと厨房の間のコミュニケーションがより円滑に行われるようになったのは間違いありません。
 ホームセキュリティなどのセキュリティサービスでは、現場に設置されたセンサーなどの機器や、緊急対処に向かったセキュリティスタッフは、コントロールセンターにいる管制員に対して、現場の情報をできるるだけ正確に伝える必要があります。管制員の頭の中で、現場の状況を正確に再現できるような「コミュニケーション」を行う必要があるということです。
 1975年、セコムは世界ではじめて、セキュリティの監視を行っているコントロールセンターにコンピュータを使った情報システムを導入しました。そして、情報システムを導入した外食産業と同様の「コミュニケーションの変革」が、今を遡ること約40年前のセコムでも起こっていたのです。これにより、セコムの提供するセキュリティの確実性と効率性は飛躍的に向上し、それが現代のセキュリティサービスにつながっています。

セキュリティの代名詞
 セコムの社名の元となった2つの言葉、「セキュリティ」と「コミュニケーション」の間に、重要な関係があるということがお分かりいただけたのではないかと思います。「セコムする」が「セキュリティの導入」そのものを意味する代名詞になっている国もあります。世にセキュリティを提供している会社の社名として、「セコム」は、これ以上のものはないと言っても良いのではないかと思います。

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セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
甘利康文

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