ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 住人の在宅中を狙うドロボウが増加中
悪いことを企む輩は、基本的にこっそりと"仕事"をします。住宅を狙うドロボウも同様で、その多くは、皆さんが出かけている留守中です。
2014年の警察庁の統計では、住宅侵入盗のうち空き巣の率が71.0%でした。2005年の時は、この値が78.1%でしたが、年々低下しています。裏を返せば、皆さんがご自宅にいる時に侵入してくるドロボウが増えているということです。いわゆる、居空きや忍び込みが増えています。
この8月は在宅率が37.1%に
警察庁が毎月発表している、犯罪統計資料をもとに、住宅侵入盗の住人在宅率を表したものが右の図です。この3年の推移を示しました。
年平均で、2013年が29.6%、2014年が29.0%でしたが、2015年は9月時点で32.5%と、30%の大台に乗せています。図のように、毎年1月が低く、6月から8月あたりにピークを向かえる動きをしています。
この10年をみると、在宅率が最も低かったのは2005年の1月で、17.8%でした。それが、今年の1月では25.6%となっています。反対に、在宅率が最も高いのは、今年8月の37.1%です。2005年の8月と比較すると、10ポイント以上も高くなっています。
在宅中でも施錠を忘れずに
最近の住宅侵入盗における住人の在宅率は、おおむね30%と説明してきました。しかし、そろそろ32〜33%という説明に変えなければならないようです。住人が日中などに生活している時に侵入してくる居空きと、住人が夜間就寝中に侵入してくる忍び込み、どちらも住人に気づかれずに"仕事"をしていくケースがほとんどです。
万が一、ドロボウと住人が鉢合わせしてしまうと、身体に危害を加えられないとも限りません。在宅中であっても、基本的に各扉は施錠しておくことをお勧めします。
【参考情報】
・在宅時でもセキュリティ機能をONにすることができる「セコム・ホームセキュリティ」
セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰
月別の住宅侵入盗における住人在宅率
(警察庁の資料を基に作成)
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