ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > コンビニ支払いを悪用した架空請求詐欺が登場
国民生活センターのまとめによると、新手の架空請求と思われる相談が増えています。これまでの架空請求は、はがきやメールなどで有料サイトの利用料が未払いであるなどと連絡してきて、ATMで支払わせたり、現金を送付させたりしていました。しかし、今回のケースでは、コンビニの決済システムを使わせるというものとなっています。皆さんも、インターネットショッピングなどで、コンビニ決済を利用されることがあると思います。この支払いの段取りをそっくりそのまま悪用したもののようです。
グラフは、全国の消費生活センターに寄せられた架空請求の相談件数です。2014年度以降、急激に増えています。また、この数カ月で、前出のような新しいタイプの相談が増えてきているとのことです。未払い利用料としてコンビニ支払番号が通知され、それをコンビニで支払うわけですが、実は犯人の買い物の代金支払いをさせられているという構図のようです。犯人は、その商品を現金化していると考えられます。
コンビニを介した詐欺といえば、プリペイドカードなどのウェブマネーをだまし取られるケースがありました。コンビニでカードを購入し、カード裏面の番号を写真などで送信させられるという手口です。旧来のATMでの送金などは、見つかるリスクが高くなってきたため、犯人側が敬遠するようになっています。それに代わって新たな手口が続々と開発されてきています。身に覚えのない請求は無視することが基本ですが、万が一、支払い指示に「コンビニ」というキーワードが出てきたら、特に気を付けるようにしてください。
【参考情報】
・データから読む「SNSを介したオレオレ詐欺の登場!?」(ウェブマネー詐欺)
セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰
コンビニ決済以外の支払い手段を含む、架空請求に関する相談件数推移(国民生活センターの資料から)
子どもの安全ブログ | おとなの安心倶楽部 |
女性のためのあんしんライフnavi |