最近の不審者はどんな服装をしているの?
見た目だけではわかりにくい不審者の特徴
不審者の格好を思い描いてみてくださいと言われて、皆さんはどんな格好を思い浮かべますか?
夏なのにコートを着ている、お祭りの季節でもないのにはっぴ姿で歩いている、などその場の雰囲気に似つかわしくない人は目につきますが、泥棒は、目立たない服装をしています。
泥棒の服装で多いのはスーツ、次に作業着、普段着、ジャージが多いといわれています。
■泥棒はなぜスーツを着るのか
スーツを着てアタッシュケースを手にした見慣れない顔の人物が、住宅街をうろうろして侵入先を物色していても、個人宅を営業して回っているセールスマンと見分けがつきません。
作業着は、この点不利になります。作業着で住宅街をうろうろしていた場合、「周囲の目」に怪しいと思われることがスーツにくらべて多いからです。
作業着では、雑踏に紛れ込んで、逃走する場合にも目立ちます。泥棒の格好は、いかに周りに溶け込んで、目立たないかというところからきています。
■作業着を着ている場合
それでは皆さんは、お隣の家に作業用軽ワゴン車で乗り付け、屋根にハシゴをかけた人間が、「○○工務店」「××住設」などと書かれた作業着を着ていた場合、怪しいと感じることができるでしょうか?
おそらくこのような状況では、多くの方が怪しいと感じることができないのではないかと思います。先のケースとは違い、このような場面では、作業着の方が自然だからです。
引越し屋さんの恰好をして家財を運び出していたら、皆さんどう思いますか?挨拶などをしない家であれば、「あら、引っ越しなのね」で済んでしまうと思いますが、仲のいいご近所さんであれば、引越しの挨拶などがなければ、気になるはず。不審者をあぶりだすためにも、ご近所付き合いは大切です。
■不審者かどうか見分けるには
例えば、住宅街をウロウロする不審者は、次のような点に注意してみてください。
●住宅街の中の公園で長い時間ベンチにすわり、周りの住宅の様子をうかがっている。
●目標もなくウロウロ歩いて、住宅が留守かどうか、様子をうかがっている。
●顔を見られないように、サングラスやマスクなどで顔を隠している。
●不審なバッグや手さげ袋などを持っている。
●見られても視線を合わさないようにしている。
よっぽど不審な行為がないと、110番通報もできませんが、不審者がいたら、家族や隣近所と情報を共有化して警戒をしましょう。不審な行為の頻度が多ければ、自治会から交番に情報を伝えておくことも一つの手段です。
■自治体の情報を確認
一方、普段、留守がちな方は、このような「不審者」の存在を、どのように知ればよいのでしょうか?
自治体によっては、「不審者情報」を、メールで配信している場合もあります。各自治体によって取り扱う内容は異なりますが、日本全国で警察・消防および市町村等が運営する犯罪情報メール配信サービスがあります。
このようなサービスを通じても、ご自宅周辺での「不審者」や「犯罪」の情報を入手することができます。
お住まいのエリアの情報をご確認いただき、ぜひメール配信サービスをご活用ください。
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